財団概要

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経緯

森村豊明会は、大正3(1914)年に財団法人としての認可を受け、日本における民間助成財団の草分けとして設立・登記されました。しかし、その実際の活動は明治34(1901)年まで遡ります。

森村組の創立者である六代目森村市左衛門は、私人として積極的に社会貢献事業に携わっていましたが、ニューヨークで森村ブラザーズの基礎を築いた弟・豊と将来を嘱望された長男明六が明治32(1899)年に相次いで他界したことから、慰霊と顕彰のために森村組の有志が応分の基金を拠出して明治34(1901)年に社会貢献の団体を設立、二人の名前から一字ずつをとって森村豊明会と命名しました。

支援活動は翌年から行われ、女性に学問は不要と言われた時代に、一国の文明は、女子教育のレベルによってはかられるという市左衛門の信念から、日本女子大学教育学部とそれに付属する幼稚園と小学校の新設資金などの拠出を第1番目の寄付の対象としました。現在同大学付属の施設が、豊明幼稚園、豊明小学校と呼ばれているのはその名残です。

以来、1世紀あまりにわたり教育・医療・社会福祉など多方面への継続的な助成を行ってきましたが、平成23年3月に公益認定を取得、同年4月1日に公益財団法人として新たなスタートを切りました。

財団概要

名称 公益財団法人 森村豊明会
所在地 〒105-8502
東京都港区虎ノ門一丁目13番8号 (ノリタケ虎ノ門ビル6階) MAP
TEL: 03-6268-8308 FAX: 03-3501-7322
設立 大正3年(1914年)4月23日(平成23年(2011年)より公益財団法人へ移行)
評議員
岡松 壯三郎
松本 洋
濱  素紀
大島 義光
松本 茂
三木 繁光
森田 富治郎
(財)商工会館 理事長
元(財)国際文化会館 顧問
ハマ・スタジオ
元(株)日立製作所
(学)森村学園 理事長
(株)三菱東京UFJ銀行 特別顧問
第一生命保険(株) 特別顧問
理事
岩﨑 隆
森村 俊介
張本 邦雄
尾堂 真一
濱本 英嗣
森村 潔
(株)ノリタケカンパニーリミテド 顧問(代表理事) ご挨拶
森村商事(株) 顧問
TOTO(株) 代表取締役会長
日本特殊陶業(株) 代表取締役会長
日本ガイシ(株) 代表取締役会長
(株)森村設計 代表取締役社長
監事
笹山 堅
法華津 孝郎
元ファイザー製薬㈱ 監査役
元三菱製紙販売㈱ 専務取締役

森村市左衛門について

森村市左衛門は、天保10(1839)年、江戸京橋で代々続く武具商の家に長男 として生まれました。

13歳のとき、呉服問屋近江屋の小僧奉公に出たものの、病弱のため数年で帰宅し、家業に従事しましたが、安政2(1855)年の大地震で家屋財産全てを 失い、露天商を営むなどして家族を養うことになりました。

安政6(1859)年の横浜開港を契機に、外人居留地で仕入れた洋服や雑貨を売り歩くなか、中津藩の家老・桑名登の信用を得て福沢諭吉を紹介され、その思想に深く感銘を受け、国の経済を救うための貿易の重要性を教えられました。市左衛門は、弟の豊を慶応義塾で英学を学ばせ、明治9(1876)年に豊を始め、大倉孫兵衛、廣瀬実栄、村井保固、新井領一郎、大倉和親らと共に森村組(現森村商事㈱)を設立して、明治11(1878)年ニューヨークに森村ブラザーズを開き、日本の陶器を中心とする特産品を販売し、「正直・親切」の精神が認められ事業が拡大、其の後、明治37(1904)年に日本陶器合名会社(現在の㈱ノリタケカンパニーリミテド)を設立。以降、陶業技術を活かして、衛生陶器、送電線の碍子、自動車のプラグなど、各分野に進出して現在のTOTO㈱、日本ガイシ㈱、日本特殊陶業㈱などの各社に発展しました。晩年まで教育の重要性を説き、慶應義塾、北里大学などに継続的に寄付を続けるほか、森村学園を開校、日本銀行、第一生命、富士紡績等の設立に参画、晩年キリスト教の洗礼を受け各地で講演。大正8(1919)年に80歳でその生涯を終えました。

森村市左衛門,森村豊,森村明六